[ドイツ就職活動] 出願時に求められることの多い7つの必要書類

2019-07-22 | タグ:

Pexels / Pixabay

ドイツ社会は契約書文化としても知られていて、大学の出願、ビザの取得、就職活動など、ことあるごとに過去の経歴を立証するための様々な書類が必要になってきます。

今回は、ドイツで就職活動をする際に、多くの場面で求められることの多い書類関係についてまとめていきたいと思います。

ドイツ就活で求められる必要書類

ドイツと日本を比較した際、大学システムや就職システムなど、ことある場面で違いが目立ちます。

特に、新卒一括採用を重視する日本とは異なり、ドイツの場合、在学中から企業とコンタクトを取り、インターンシップをおこなったり、就職後も転職を繰り返したりと、一つの企業に長く滞在するというより、様々な企業に身を置いて自分のキャリアを磨いていく方法が目立ちます。

そんなドイツ社会では、過去の職歴は当然重要視される事柄の一つで、それらを証明するための書類、資格類などが日本よりことさら多く求められます。

以下、ドイツで就職を志す場合、出願時に提出を求められることの多い書類一覧です。特に、一部の書類は日本にいないと取得できないため、ドイツ渡航後にドイツでの就職を考える場合、渡航前に取得しておくことをお勧めします。

大学の卒業証明書 (Abschlusszeugnisse)

大卒者の場合、提出が必須とされるのがこの「大学の卒業証明書」です。コピーでよい場合もあれば、原本が必要な場合もあります。また、原則的に英語(またはドイツ語)のものが必要になってくるため、日本語しか発行できない場合、公的な認可を持った翻訳者に英語(またはドイツ語)に翻訳してもらう必要があります。

大学によってはオンラインで申請できるところもありますし、実際に学生課に行って取得するケースもあります。

大学院受験、インターンの申し込み、就活など、ドイツにおいて大学の卒業証明書が必要になる場面は非常に多いため、日本を離れてドイツに長期滞在する場合、いくつか余分に持っていくことをお勧めします。

大学の成績証明書

上記の大学の卒業証明書に付随して必要になってくるのが成績証明書です。

過去のコラムに掲載したように、ドイツでの就活を考える場合大学時代の成績、GPAは極めて重要視されるポイントで、これを証明するために成績証明書の提出を求められます(一般的に、GPA基準で3.0を超えていれば高評価)。

大学によってはGPA算定を行っていないところもあるため、その場合、大学ごとに発行している「当大学ではGPA算定を行っていません」といった注意書きを追加添付する必要があります。

その他、卒業時に自身の成績を相対的に評価してくれる「成績が上位〇〇%」といったような書類もドイツの大学では取得が一般的なので、取得できる場合取得しておいたほうが好印象です。

高校の成績・卒業証明書 (Schulzeugnisse)

最終学歴が高卒の場合、または一部の就職先では高校の卒業証明・成績証明が求められることがあります。

大学の成績証明と違い、こちらは取得が困難な場合も少なくなく、特にドイツにいながらオンラインで申請、といったやり方を受け付けている高校は日本には少ないため、必要になる見込みがある場合、ドイツ渡航前に取得しておくのが理想的です。

過去の職場の在社証明書等 (Arbeitszeugnisse)

ドイツやヨーロッパの場合、職場に勤めた際には在社証明書(Arbeitszeugnisse)を発行してもらえ、そこに在社期間や在社時のパフォーマンスが記載されます。

一方、日本の職場などでは厳密に同じ種の書類を入手することは難しく、入社証明書+退職証明書の2枚をもって、入社と退社の時期を明らかにするなどの工夫が必要になってきます(重要なのは、実際に何年の就業期間があったかの情報)。

こちらの情報も、英語、またはドイツ語で提出しなくてはいけないため、なんらかの書類で入社時期と退社時期を証明する場合、その書類を公的な翻訳者によって英語(またはドイツ語)に翻訳しておく必要があります。

インターンの証明書 (Praktikumszeugnisse)

ドイツの場合、インターンの経歴も職歴に準ずるものとして鑑みられるため、極力業務に関係のあるインターンの証明は提出することが望ましいです。

一方で、日本ではインターン文化がまた浸透していない、あるいはあったとしても無給・短期であることが多いため、そうした場合はインターンと言えども証明書を取得し、ドイツ語・英語訳するまでの手間をかける必要はありません。

あくまで、実際の業務に関係のあるようなインターンを行った場合のみ、提出する意義が生じます。

語学の成績証明書 (Sprachzeugnisse)

ドイツでの就職の場合、英語・ドイツ語、またはその両方の語学を証明するための認定書の提出が必要になる場面が少なくありません。

日本で一般的なTOEICが英語の成績証明として認められるケースは少なく、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ認定など、リーディングとリスニングに加え、スピーキングとライティングの4技能のレベルがわかる成績証明が望ましいとされています。

以前のコラムで記載したように、英語・ドイツ語ともに望ましいのはC1レベル以上、最低でもB2以上あると就職成功の確率が高まります。

ドイツで有効な運転免許証 (Führerschein)

必須とまではいきませんが、あると重宝されるのがドイツで有効な運転免許証です。

日本の有効な運転免許証を保持している場合、ドイツの交通課でドイツの運転免許証への書き換えが可能です。ただし、ドイツに住民票を移してから日本で一度も免許更新をしていない場合、などいくつか条件がつくため、ドイツでの長期滞在や就職を望む場合、早い段階でのドイツ免許証取得手続きが必要です。

また、ドイツの運転免許証に交換したからといって日本の免許証が失効するわけではなく、双方の免許証を保持することも可能です。

Related Posts