日本本社に帰任することが前提の駐在員としてではなく、現地就職という手段を通じての海外移住のチャンスが増えています。短期滞在と違いドップリとその国の文化に溶け込む必要があることから、仕事だけではなく結婚やプライベートなども考慮して移住先を見つける必要があります。
・短期でなく、長期移住先としての魅力的な国を知りたい
・仕事や大学だけでなく総合的な評価を知りたい
・日本人にとっての仕事の見つけやすさを知りたい
1位 ドイツ
項目 | 評価 |
---|---|
仕事のチャンス | ★★★★★ |
給与水準 | ★★★★ |
ワークライフバランス | ★★★★★ |
治安 | ★★★★ |
医療 | ★★★★ |
友人の作りやすさ | ★★★ |
永住者数 | 18,263人(43.4%) |
「社会人経験があり、英語を話せる日本人」という条件を引き合いに出すのであれば、ドイツは世界の中でも随一と言えるほど、日本人にとって仕事が見つけやすく、移住しやすい国と言えるでしょう。
また、後述するアメリカやカナダほどの邦人人口を持たないことから、日本語を話せる人材としての価値が高く、英語が一定レベル話せて職業経験があれば、求人にリーチしやすいという特徴を持ちます。
その仕事へのアクセスしやすさの理由は、EU最大の現地日系企業の多さと、各大都市に点在する日本人インフラの整備が挙げられ、特にデュッセルドルフ、ミュンヘン、フランクフルトなど国際的な大都市には、日本食レストランをはじめ、日本人コミュニティや学校などが充実しています。

海外の国の中では、比較的日本の治安、医療に近い水準を享受できる立ち位置にあり、仕事以外の部分でもストレスを感じる部分が少ないと言えます。
ネックになる点として「ドイツ語」が挙げられますが、実際にドイツ人の英語習熟度は世界トップクラスで、一部の地方都市などを除けば英語での生活が十分に成り立ちます。現在は穴場的な立ち位置にあるドイツですが、今後日本人の移住が増えることが予想されます。
ドイツの就職条件
▶ 最低1年以上の職務経験
▶ ビジネス英会話力(TOEIC800以上)※一つの目安です
▶ 海外居住経験があると有利 ※必須ではない
▶ ドイツ語力があると有利 ※職種により必須ではない
2位 アメリカ
項目 | 評価 |
---|---|
仕事のチャンス | ★★★★ |
給与水準 | ★★★★★ |
ワークライフバランス | ★★★ |
治安 | ★★★ |
医療 | ★★★ |
友人の作りやすさ | ★★★★ |
永住者数 | 228,178人(55%) |
ワーキングホリデービザを発給していないものの、現地の日本人コミュニティという意味では世界最大級の在留邦人数を誇ります。日本人向けに出回っている情報も日本の現地販売会社数も多いため、仕事の受け皿としては多く、世界の中でも上位クラスに移住しやすい国と言えます。
生活・仕事が英語で完結するというのが大きなアドバンテージで、特にIELTS7.0以上くらいのビジネス英語話者であれば不便なく生活することができるでしょう。
ネックに上げられるのはアパートが借りられないほどの過度なインフレと、一部都市の悪化した治安水準。都市部を避け、地方都市などで車を用いての生活が可能であれば生活の質は高く維持できます。

3位 イギリス
項目 | 評価 |
---|---|
仕事のチャンス | ★★★★ |
給与水準 | ★★★★ |
ワークライフバランス | ★★★★ |
治安 | ★★★★ |
医療 | ★★★★ |
友人の作りやすさ | ★★★ |
永住者数 | 28,952人(44.6%) |
EUを脱退したものの、未だヨーロッパトップの在留邦人数を誇るイギリス。製造業、金融業などを中心に世界市場の中でのプレゼンスは健在で、日本とのビジネス上のつながりも強いことから、ドイツ同様、日本関連の就職チャンスが多く転がっています。
長期滞在者からは、脂っこい食事や冬の寒く暗い気候等のマイナス面も挙げられていますが、実際には多くの多国籍レストランが進出しているうえ、飛行機一本でスペインやイタリアなどにバカンスに訪れることもできるため、生活次第では選択の幅が広いと言えます。

4位 カナダ
項目 | 評価 |
---|---|
仕事のチャンス | ★★★ |
給与水準 | ★★★★★ |
ワークライフバランス | ★★★ |
治安 | ★★★★ |
医療 | ★★★★ |
友人の作りやすさ | ★★★★ |
永住者数 | 51,950人(69.2%) |
アメリカやイギリス同様、英語が母語であることから仕事もプライベートも英語で完結できるのが大きなアドバンテージ。加えて、アメリカと違いワーホリ協定を日本と結んでいるため「まず下見」が可能な点が強みと言えるでしょう。
現地に進出している日系企業数は約1000社と、アメリカやドイツに比べると少ないものの、日本との結びつきそしてアメリカに進出している日系企業との関係性から、日本関連の仕事が見つけやすいと言えます。
ITエンジニアやヘルスケアなど特定分野のスキルを持っている場合であればビザの取得がしやすく、治安が安定し医療水準も高いことから、長年日本人の移住ランキング常に上位に挙げられています。

5位 フィリピン
項目 | 評価 |
---|---|
仕事のチャンス | ★★★ |
給与水準 | ★★ |
ワークライフバランス | ★★ |
治安 | ★★ |
医療 | ★★ |
友人の作りやすさ | ★★★★★ |
永住者数 | 5,071人(39.0%) |
ひと昔前までは安価な生産拠点として、30代~40代以上生産管理マネージャー、現地語の話せる工場での統括などの職種が多かったタイですが、昨今の経済成長と内需の拡大により、現地進出する日系企業の法人営業やマーケティングといった求人も増えてきています。
フィリピンに進出する日系企業数は約1300社で、日系企業での就職は勿論、こうした現地の日系マーケットをターゲットにした法人営業職も最近では目立ちます。英語が通じやすいことからアメリカやヨーロッパの多国籍企業も進出しており、こうした外資系まで裾野を広げると多くの求人チャンスがあります。

安くておいしい食事、熱帯気候に加え、人当たりの良い国民性が特徴で、日本からの移住者数も現地採用を中心にアジアで大きなプレゼンスを誇ります。
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