新たなキャリアチャンスのため、昨今では海外に就職・転職先の活路を見出す日本人候補者の数が増加しています。
ここドイツでも、現地の日系企業を中心に英語話者・マネジメント経験者などの採用活動が盛んで、今や国境を越えた就職活動は我々の身近なテーマとして受け入れられています。
本稿では、海外転職時の強力な味方となる「転職エージェント」の正しい使い方や注意点について詳しく解説します。
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転職エージェントって何?
転職エージェントとは、求職者(就職・転職したい人)と企業(人材を採用したい会社)の間を仲介してくれる専門のサービスのことです(英語では「Recruitment Agency」「Headhunter」、日本語では「人材紹介会社」や「キャリアコンサルタント」と呼ばれることもあります)。
世の中に無数にある求人の中から、求職者が自力で自身の実力や生活水準に見合った求人を探し当てるのは容易はないことも多く、転職エージェントが代わりに内定を得られる可能性がありそうな会社をサーチしてくれるというシステムです。
一般的に海外の転職市場においては、人材を採用した企業側がフィーを支払うモデルになっているため、求職者は無料でサービスを享受できることが多いと言えます(※会社ごとに規定が異なるため注意)。
転職エージェントを用いたからと言って「入社や面接は強制ではない」という特徴を持ちます。むしろ欧米の転職市場においては「自分の市場価値を確かめたい」「今すぐ転職に興味があるわけではないが、エージェントとコンタクトを持っておきたい」というラフな理由で転職エージェントに応募するケースも少なくありません。
同じ転職エージェントを数回用いて転職することもよくあり、保険や銀行のように自身の人生プラン、キャリア設計に密接に関わってくることから、自身のことを理解してくれる一生モノのコンサルタントと知り合えると良いでしょう。
また、日本にいながら海外の転職エージェントに応募することも可能で、こうしたサービスを活用することで渡航前に仕事を見つけ、万全の状態で海外に引っ越すことも可能になります。
応募までのプロセス
転職エージェントのコンサルティングを受けるには、自身の情報を登録する必要があります。
各転職エージェント企業のサイト等でプロセスが明記されていることが多いですが、「履歴書」と「簡単なコンタクト情報」を登録するのが一般的です。
1)求職者が情報登録(※履歴書とコンタクト情報等)
2)キャリアコンサルタントが、求職者の経歴・希望条件をヒアリング
3) エージェントが求職者に合う 求人を紹介
4) 面接に呼ばれたら、エージェントが間に立って日程調整、求職者と面接対策
5)オファーが出たら、雇用契約書のドラフトと条件をエージェントと求職者で内容確認(※例外あり)
6) 雇用契約が成立した段階で、企業がエージェントに斡旋手数料 を支払う(※求職者は無料が多い)
キャリアコンサルタント面談
転職エージェントとの「面談」は、海外転職の出発点かつ最も重要なステップです。ここでの情報交換と自身の希望がサーチに反映されることとなるので、今までのキャリアや今後のプランなどに関して正直にぶつけていきましょう。
危険は無い?転職エージェントを用いる際の注意点
このように、使い道によっては自身の海外キャリアの入り口として強力な味方になってくれることのある転職エージェントですが、中には「詐欺」や「危険な求人」も紛れているので注意が必要です。
悪質な海外転職エージェントの多くは「求職者側から登録料やサービス料を請求する」ことで知られています。上記の通り、一般的には海外の転職エージェントは求職者側は無料でサービスを受けられるシステムになっているため(ただし例外あり)、いきなり高額な手数料などを請求されたら黄色信号だと思ってください。
また、求人自体は紹介するし手数料も取らない代わりに、求人の内容が出鱈目で、渡航後に雇用主とのトラブルに巻き込まれるケース、不法労働に関与させられてしまうケースなどもないとは言えません。
特に東欧や東南アジアなどで、「高給職」として派遣されたものの実際にはビザなしでの不法労働を強制され、給料も求人票通りにもらえないという悪質なものもあります。
こうした悪質なエージェントや求人を回避するため、転職エージェントを選ぶ際には以下のポイントに気を付けましょう。

