ドイツ就労ビザの申請とパスポートの有効期限に関する注意点

2019-07-30 | タグ:

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ドイツで職を得たら、それに付随して就労ビザを取得することができます。逆に言うと、ドイツで就労する際には必ずこの就労ビザが必要になってくるため、せっかく面接に合格し雇用契約書にサインしても、ビザが上手く取得できないことにはドイツで働くことができません。

特にドイツの申請書類等は複雑で、せっかくビザの受給資格を満たしていても、誤解やミスなどから就労ビザを取得できないケースもあります。

今回は、就労ビザの申請時に特に注意しなくてはならない、パスポートの残存期間との関係性について解説します。

就労ビザ取得時に注意しなくてはならないパスポートの残存期間

上述の通り、ドイツでの就労を行う場合、原則としてドイツでの就労ビザが必要になってきます。就労ビザは、本国国籍のパスポートと紐づけられており、有効な本国国籍のパスポートを持たない限り、ドイツで就労ビザを取得することができません。

就労ビザを取得する際に注意しなくてはいけない項目の一つが、本国パスポートの残存日数です。ビザの有効期限は、パスポートの残存日数を上限に定められており、例えばパスポートの有効期限が来月までだとしたら、せっかくビザを申請しても来月までしか有効ではありません。

それゆえ、ビザ申請時にはあらかじめパスポートの残存日数を確認しておき、最大限有効期限の長いビザを取得できるようにする必要があります。

ビザ申請直近でパスポートを更新する方法は?

さて、実際にトラブルになりがちなのが、すでに外人局とのビザのためのアポイントが数日後に控えている段階で、ようやくパスポートの残存日数に気づいた、というケースです。

ドイツの外人局は、昨今の移民増加の影響もあり、年々アポイントをおこなうことが難しくなっています。実際に、アポイントの申し込みをしてから1ヵ月、2ヵ月待たされるということはざらではなく、一度アポイントを変更すると、次に可能な日程がさらに2ヵ月後、というケースも想定されます。

そのため、アポイント直前にパスポートの残存日数の問題に気付いたとなると、次のアポイントがいつ取れるか分からない以上、できるだけ外人局との面談前にパスポートの更新を行っておきたいところです。

日本では、通常パスポートの申請には一週間近く日数を要しますが、ドイツの場合、朝一で領事館に行けば、その日の午後までにパスポートの更新をおこなえる、という特例措置が設けられています。

当館の管轄地の中でも遠隔地にお住まいの方の便宜を図るため、パスポートを1日で発給する制度を設けています。1日発給をご希望の方はあらかじめ当大使館領事部に電話連絡のうえ、朝10時まで(時間厳守)に来館し申請してください。交付は午後4時頃となります。

その際には、いくつかのルールがあり

  • あらかじめ電話連絡を入れておくこと
  • 朝の10時までに領事館に立ち寄ること

などが挙げられます。

ドイツ国内にはパスポートの更新ができる個所が以下の5つ(大使館、領事館)設けられており、いずれかにおいてパスポート更新の手続きを行うことが可能です。

パスポートの残存日数がどれくらいなら更新しておくべきか

原則として、パスポートの早期申請を行えるのは残存日数が1年以下になった場合です。また、就労ビザの有効期限も1年単位のものが多いため、状況によるものの、基本的にビザの申請前にパスポートの有効期限が1年以下であったなら早期更新をお勧めします。

ただし、パスポートの残りの有効期限はすべて切り捨てとなるため、仮に残り1年の残存日数があったとしても、新しいパスポートの残存日数がそこに加えられるのではなく、支給時を起点にまた有効期限が書き換わるという点に注意が必要です。

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