本稿は、ドイツの日系企業で働く日本人対象に実施したアンケート結果に基づいて作成されています。本稿を引用される場合、出典元として当社への言及をお願いいたします。
ドイツ日系企業 給与レポート【2025年最新版】
ドイツで就職した日本人:初任給データ
ドイツ語のレベルが高い者のほうが初任給が低いという一見矛盾するような相関が生じていますが、実際にはこれは「ドイツ語を武器に自身を売り込むことが多い候補者は、若い人材(30歳以下)であることが多い」という背景が影響しています。
✖語学が堪能➩初任給が安い
〇実績が少ない➩(語学力でカバー)➩初任給が安い
ドイツにおける給与は過去の実績に大きく左右されるため、こうした若い候補者の平均値が低く算出され、それが語学レベルと給与水準の矛盾を生み出していると推測されます。
ドイツ企業への就職者は日系企業への就職者に比べて初任給が低い現象が起きていますが、これは日系企業では日本でのキャリアや実績が評価されるのに対し、ドイツ企業では日本での実績が評価されにくく、新卒テーブルからスタートせざるを得ない背景が影響しているものと推測されます。
回答者プロフィールと分析①
性別

年齢層

職務経験年数

学歴

・さまざまな年齢層の候補者が就職・転職している
・大半が社会人経験5年以上
・全体の90%以上が四年制大学、または大学院卒
回答者プロフィールと分析②(現職について)
現職の勤務年数

勤務形態

職種

業種

給与

年間有給日数

・職種別では営業、営業アシスタントで過半数
・業種別では製造業が人気で過半数を占める
・給与は30000から80000EUR以上までさまざまで、職種や勤続形態が影響(※詳細は給与データ分析をご参照ください)
・年間有給休暇日数は回答者の85%以上で「26~30日」
回答者プロフィールと分析③(給与について)
職務形態別

業種別

職種別

職種別平均給与

勤務年数と給与の相関

職種別平均給与

・業種では金融業(€63,333)とサービス業(€62,000)が最高水準
・職種ではマネジメント職(€67,500)が最高位で、技術系職種(技術営業、エンジニア)も高水準
・勤続年数と給与には正の相関があり、緩やかな年功序列的な給与体系が機能しています
・初期(2年未満→2-5年)の昇給が最も大きく(€7,500)、早期の成長の重要さが示唆されています

