2024年のデータでは、海外で生活する日本人の数は130万人とも言われています。また日本人の数が1万人を超えるような都市も少なくありません。例えば、ロサンゼルスには約64,000人、バンコクには約50,000人の日本人が生活しています。
またヨーロッパに目を向けると、北米やアジアの大都市ほどではありませんが、歴史的・経済的に日本と繋がりの深い都市には多くの日本人が暮らしていると言えます。こうした日本人の数が多い国は、日本語でさまざまなサービスを提供している業者があったり、日本語コミュニティが充実していて友人をつくりやすいなどのアドバンテージを持ちます。
本稿では、こうした日本人の数が多く日本人にとって滞在しやすいヨーロッパの都市を、ランキング形式で上位6つ紹介していきます。
1位 ロンドン 32,487人
ヨーロッパ最大の日本人コミュニティを持つのは、都市人口約900万人、大きさにして1500km/m2を誇る大ロンドン市です。約3万人、イギリス在住日本人数6万人のうち半分がこのロンドン市に居住していることになります。メイン層は駐在員ですが、留学生、現地採用人なども多く暮らしており、また日本人以外にも中国、韓国、インドなど多様な国籍の入り混じる人種の坩堝です。
ロンドンと日本の繋がりは古く、明治維新時に薩摩や長州出身者がロンドンの大学で学んだ150年前に遡ります。その後も、ロンドンは歴史的・経済的に日本人および日本企業にとってヨーロッパにおける最大のコミュニティであり続けました。
ロンドン水曜会や英国日本人会など、ロンドン在住の日本人の横のつながりを大切にするコミュニティも充実しており、日本語を学びたいイギリス人との交流も盛んです。
2位 パリ 10,592人
ヨーロッパ第2位の日本人コミュニティはパリで、約1万人が生活しています。芸術の町として名高いパリには、留学生、駐在員、その家族など多くの日本人が生活し、日本人コミュニティも充実しています。パリには日本語を勉強する現地の学生コミュニティなども多く、日本のアニメカルチャーに興味を持つ若者が少なくないことから、友人のつくりやすさでもおススメされています。
3位 デュッセルドルフ 6,669人
ドイツ最大の日本人人口を抱えるのは、首都ベルリンではなく以外にもドイツ第6の都市であるデュッセルドルフ。日本からの直行便もないものの(※以前あったが2025年現在では停止中)、何故こんなにも日本人人口が多いのでしょうか?
理由は戦後日系企業が多く進出し、在欧日系企業の集積地として機能したことです。ドイツに進出している日系企業数は2000社と、イギリス、フランスを引き離して圧倒的に多く、その多くがデュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘンの3都市に集中しています。
こうした日系企業の駐在員、そしてその家族を対象に、レストランや病院、幼稚園などが開かれ、今では欧州随一の日本人街が形成されるに至ったのです。
特筆すべきは毎年1回開催される、ヨーロッパ最大の日本の祭典「Japan-Tag」で、ヨーロッパ中から何十万人という日本人ファンが訪れます。最後を締めくくる花火大会は日本国内のものにも引けをとりません!
このように、経済的に日本との関わりが深いデュッセルドルフには日本人向けの多くの求人が存在しており、ヨーロッパ移住を目指す日本人の採用先として人気です。
4位 ミュンヘン 4,837人
在独日本人コミュニティとしてデュッセルドルフの次に大きいのが、やはり首都のベルリンではなくミュンヘン。留学先としても世界大学ランキングの常連であるミュンヘン工科大学を抱え、その「ドイツらしさ」を色濃く残す町並みは多くの日本人を魅了します。
ヨーロッパの大都市としては珍しく治安が良い部類に属しており、QOL(Quality of Life)もトップクラス。上述のような優秀な理系人材を確保するため、日系の製造業が多く進出しています。
ビジネス、歴史、芸術、学問と、あらゆるジャンルでドイツトップクラスを標榜する文化都市ですが、それゆえに生活費のほうもドイツ随一。最低でも月間2000€(30万円程度)の生活費がかかると見込まれています。
デュッセルドルフ同様、日系企業が多く進出していることから日本人にとっての就職チャンスも多いと言えます。
5位 ベルリン 4,068人
ここにきてようやくベルリンがランクイン。ヨーロッパの首都にしては珍しく、日本からの直行便がないことで有名です。その理由として、東西ドイツ時代に多くの日系企業が進出したのはデュッセルドルフ、ミュンヘン、フランクフルトという西ドイツの大都市であり、東西に分裂されたベルリンは中々日系企業が集まりにくかったことが挙げられます。
その理由から、進出している日系企業数は、ミュンヘン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ハンブルグといった都市に比べて非常に限定的で、駐在員の数も他都市より少ないと言えます。
もっともその人口は約400万人、ドイツ最大の都市の名は伊達ではなく、留学生を中心に多くの日本人が居住しています。最近ではスタートアップやIT系企業もオープンな雰囲気のベルリンに好んで設立されることから、キャリアチャンスを狙って多くの外国人が移住しています。
6位 フランクフルト 3,077人
EU金融の中心地、フランクフルトには約3000人の日本人が居住しています。デュッセルドルフに次いで多くの日系企業数を抱えるフランクフルトですが、欧州拠点の中心地として重要なポジションの採用も盛んにおこなわれています。
プライベートでも多くの日本食レストランを抱えており、日本人の数としては他の大都市に一歩劣るものの、国際都市としての住みやすさは頭一つ抜けていると言えるでしょう。また、日本からの直行便があることも大きなアドバンテージとして挙げられます。
このランキングには登場しませんが、ミラノ都市圏、ブリュッセル都市圏、アムステルフェーンなどもそれぞれ日本人数2000~3000を抱える中堅日本人都市として知られています。
現地在住の就職コンサルタントがあなたのドイツ就職を全面サポート。まずは無料登録からお気軽に。担当のコンサルタントからご連絡させていただきます。

