ドイツの会社で働く時、日本人が犯しがちな5つのタブー

2020-07-07 | タグ:

郷に入れば郷に従え(When in Rome, do as the Romans do)の表現が示す通り、現地の習慣にある程度自らを適合させることは、ビジネスの世界でも鉄則です。

日本で生まれ育った場合その習慣に慣れ親しんでしまい、それが「一般的である」と思いがちですが、ドイツでは日本の常識が180度異なることも少なくなく、良かれと思ってやったことがタブーと見なされ思わぬトラブルを招きます。

今回の記事では、そうしたトラブルを未然に防ぐため、日本人が職場で犯しがちなドイツの習慣的タブーについてまとめていきます。

目を合わせて挨拶をしない

ドイツ人にとって、アイコンタクトは相手を信頼するために重要な文化の一つです。ビジネスシーンだけではなく、ビールの乾杯のシーンでも、相手の目を見ながら乾杯と言わないと不幸が訪れると言われるくらいで、相手の目をじっと見つめることが失礼だととらわれる日本人にあってはしばしば困惑されがちです。

特に朝、おはようの挨拶をするときでも事情は同じで、相手の目を見て同僚に「おはよう(Guten Morgen)」を伝えるのは、ドイツ文化では当然の習わしです。

日本の文化に慣れきってしまうと、しばしば「目を合わせず」に会話してしまうことがありがちですが、それらはドイツ人に「信用できない」ととらわれます。ドイツで働く場合、しっかりと相手の目を見て挨拶することに慣れましょう。

ドイツ人の同僚と目を合わせて挨拶するのは鉄則

分かってないのに頷く

ドイツやその他の国で働く日本人一般がやりがちなのが、ついつい日本の癖で、相手の話を聞いている際に流れで「うんうん」と頷いてしまうことです。これはドイツ人にも非常に混乱を招くので、やめてほしいと思われがちな文化の一つです。

日本人にとっては、相手の話を拝聴しているというサインで頷きがちですが、ドイツ人にとって頷くことは「はい、理解いたしました、そのように致します(Ja, ich verstehe)」の合図です。

ですので、日本人からとってみたら「聞いているだけ」なのに、ドイツ人からしてみたら「あ、こいつ理解(了解)したんだな」ととらわれ、後々齟齬を招きます。

ドイツでの生活一般に通じることですが、はいの場合は「Ja」、いいえの場合は「Nein」とはっきりと意思表示をすることが、要らぬトラブルを避けるのに役立ちます。

自己主張しない

以下の動画でも紹介されているように、ドイツ人に遠慮という文化はありません。仕事場では自分の意見をどんどん主張できる人が「ちゃんと仕事をしている人」としてみなされますし、逆に職場の顔色を伺って主張できない人は、彼らにとってあまり必要のない人材と見なされます。

ドイツの職場で禁忌であるのは「自己主張しないでいること」であり、皮肉なことに日本の職場とは真逆です。事なかれ主義、日和見といった態度は、職場や上司の不興を招きやすいです。

机やキッチンを汚く使う

ドイツ生活一般で言えることですが、どんな場所でもきれいに使うというのがドイツ人と良い関係性を築く上で鉄則です(その割には駅やトイレなど公共の場所は非常に汚いですが・・)。特に職場のキッチンなど、共同スペースに私物を放置したりコップを洗わないで置くなどしてしまうと、きれい好きなドイツ人の不興を買い、トラブルのもとになりかねません。

自分の机も同様で、書類やサンプル類などが散らかっていて机周りが汚い人は、仕事ができない人間だとみなされます。特に長期休みに入る前など、必ず机周りを整理整頓してからオフィスを去るようにしましょう。

同僚の名前を覚えない

日本の職場では当たり前のように思える「同僚の名前を覚える」という文化も、特にドイツ人の名前を覚えにくい日本人の場合、しばしばなおざりにしがちです。ドイツ人の場合、よく名前+挨拶をしてきますが(「おはよう、〇〇さん!」といった形で)、その際に相手の名前が出てこないと、相手は「あ、こいつ自分の名前憶えていてくれてないな」とうっすら気づきます。

また、間違った名前のまま呼び続けてしまうのも好ましくありません。クリストフ、クリスチャン、等、ドイツには似た種の名前が多いですが、こうした名前を混同してしまうことは大変失礼ととられます。

多くのドイツ人はLinkedInなどのアプリで名前&顔写真を公開していたり、自室のドアに名前を貼ってあったりするので、名前を忘れてしまった場合など、そのような情報を活用してコツコツと職場の人たちの名前を憶えていくことを推奨します。

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