夢だった海外転職。ワークライフバランスのとれた日々、都市部の素敵なオフィス、高年収・・そうした海外転職の理想像とは裏腹に、実際に海外転職を実現した人の少なくない割合で「後悔」の念に駆られるという現実はご存じでしょうか?

転職前に希望年収や条件を伝えていたにも関わらず、転職先に馴染めないどころか、場合によっては早期退職して日本に帰国するケースも少なくありません。

どうしてそんな事態に陥ってしまうのでしょうか・・?これらのケースを分析したうえで、本稿の最後でその対策まで見ていきましょう。

海外転職の後悔 よくあるケース10選

事例1 就労ビザの受給トラブル

海外転職最大にして最初の難所、それが「就労ビザ」。就労ビザが発行されないことには勤務開始できないのですが、これがなかなか厄介です。国によっては渡航後に住民票を取得して初めて就労ビザの発行ができる国もありますが、雇用契約書が就労ビザ発行条件と合わない、難民対策で遅延している、などの理由からトラブルに巻き込まれることも。

また、永住権を取得するまでは就労ビザを更新し続けることで現地の滞在許可を得るわけですが、雇用主側の事情で契約更新してもらえない可能性もゼロではありません。折角夢の海外転職を成功させても、ビザのせいで跳ねられてしまったら元も子もありませんね・・。こうなってしまったら日本に帰国せざるをえなくなってしまいます。

事例2 社会的孤立

意外にも、海外転職に後悔する人の多くが仕事上の問題ではなくプライベートの問題を挙げています。趣味やスポーツなど、職場以外での居場所をつくろうとしてもその難易度が日本国内とは比べ物になりません。

結局職場と家とを往復する生活になってしまい、次第に疲弊。緊急性は少ないですが、確実にじわじわとメンタルを蝕んでいき、最後には退職・帰国の選択肢を取ってしまうケースが非常に多く見受けられます。

事例3 医療・健康面の不安

日本とは生活習慣が大きく変わってしまうことで、体の不調を訴える人が少なくありません。国によっては食事の変化から生活習慣病にかかったり、運動不足に陥ることも。

また、医療システムが日本とは根本的に異なり、いざ体の不調を感じても医者にかかりづらく、ついつい放置してしまうことも。保険適用の有無や、予約の方法など、初見では分からないことだらけです。困ったときに頼れる日本人の医者やコミュニティが近くにあるかどうかは大きなカギとなります。

事例4 食事の不一致

健康面と密接に関連するのが食事。国によっては脂っぽい食事がメインになるため、外務省も注意を呼び掛けているほど。また、そもそも食事が体に合わないと、生活スタイルがうまく回らず、次第にその国で生活すること自体に疲弊していきます。

日本食材がスーパーなどで手に入る欧米先進国諸国や、東アジア諸国では自炊という手段がとれるため、こういった危険性が軽減される傾向にあります。

事例5 家族との軋轢

家族帯同で海外に移住する場合、その難易度は確実に飛躍します。自分一人でも上記のような文化や言語の壁を乗り越えることが困難な中、海外生活に不慣れなパートナーや子供が適応により時間がかかることは想像に難くありません。

自分は仕事に出かける中、パートナーはできることがなく、お互いにフラストレーションが溜まっていき、最後には最悪の結末を迎えることも・・。海外就職に際しては、自分の意思だけではなく家族の意思も尊重する必要があります。

事例6 差別と偏見

海外生活をするうえで避けて通れない問題が「差別と偏見」です。どんなに先進的な国であっても、民度が高い国であっても「差別と偏見」は存在します。その国で生まれ育った人とそうでない人の間ではやはり壁があるということを理解すべきでしょう。

それは悪意のないものから、明らかに敵意を持った言動、暴力まで幅広く存在します。多かれ少なかれ海外に住む上で発生するであろうこの問題に対し、人によってはセンシティブに捉えてしまい、深く傷つくことも。

事例7 貯金がむしろマイナスに・・

高い給料を期待して海外就職したものの、実際には高い物価や税金のために期待通りの可処分所得を享受できない、というケースは非常に多く見受けられます。日本の大企業では一般的な住宅補助や資格補助など、福利厚生面での恩恵を得られないことも多く、実際のところ貯金に回せる額は日本にいたときよりも少ない、ということはよくある話。

ドイツにおける手取りと額面」の記事でも紹介している通り、求人募集に掛かれている金額と手取り額とには大きな隔たりがあり、特に税金の高い西欧諸国ではその違いが顕著なため、注意が必要です。

事例8 試用期間を突破できずにクビ

国によりますが、世界のマジョリティの会社は「成果主義」「即戦力主義」です。海外就職に成功したその日から、成果を残せるか会社を追われるかの戦いが始まることとなります。文化も考え方も違う国でいきなり成果を出すのは至難、それも試用期間の終わる半年~一年で求められるので、かなり過酷な環境と言えるでしょう。

成果を残せなかった場合はどうなるのでしょうか?折角海外にアパートも借りて日本を離れたにも関わらず、解雇となります。その国で新しく就職活動をはじめるか、ビザが切れたら日本に帰国することとなるでしょう。

事例9 自身の経験が活かせない

日本でのキャリアや経験が海外就職後には全く活かせない、ということが多々あります。これは、日本で成果を出せる仕事の手法と海外市場における手法とが根本的に異なるためであり、賃金テーブルもそれに合わせて新卒水準からやり直し、というケースも多いと言えます。

このギャップは、自身の年齢が高ければ高いほど顕著で、今まで培ってきた実績が全く活かせない歯がゆさを仕事場で感じながら仕事をすることとなります。

事例10 生活の不安定さ

外国で生活することの不安定さは、海外経験のある人間であれば誰でも実感があるのではないでしょうか。年金、健康、家族の老後、自分の老後など、異国の地で年齢を重ねていくにつれて漠然とした不安が頭をよぎります。

自分だけでなく、家族がいる場合なおのことこのテーマは重くのしかかってくることでしょう。特に社会保障が不安定な発展途上国などでは、こうした問題がネックになって最終的に日本への帰国を決定する人が少なくありません。

後悔しないための対策

後悔するパターンは大きく「仕事外の後悔」と「仕事上の後悔」に分けられます。

仕事外の後悔:
ビザなどの手続きの失敗
社会的孤立
医療面の不安
食事の不一致
慣れない環境での家族との軋轢
治安の悪さ
差別と偏見
仕事外の後悔を防ぐため

ここでは現地の日本人コミュニティの存在が精神面・情報面でも大きなアドバンテージ。邦人人口の多い国であれば、プライベート上の社会との繋がりが断絶することも少なく、救いになります。

アメリカドイツイギリス など、在留邦人数の多い国であればこうした日本人コミュニティが充実していることが多く、日本食材もオンラインなどで気軽に取り寄せられるため、仕事以外でのストレスが少なく済みます。

勿論、その他の国でも環境に馴染める人はいますが、仮に海外滞在経験が初めて(あるいは家族帯同の場合)あれば、こうした 海外移住難易度の低い とされる国を最初の渡航先に選ぶことが推奨されます。

仕事上の後悔
仕事上の後悔:
可処分所得の低さ
試用期間の難易度
成果主義
自身の経験が活かせない
仕事上の後悔を防ぐため

仕事上の後悔に関しては、職探しやエージェント選びのタイミングでの選択ミスが後々まで尾をひいてしまうことが多いと言えます。特に日本での転職と違い、就労ビザや仕事上の慣習の異なる環境を一人で乗り越えるのは至難の業。

アドバイザーとして転職をサポートしてくれる現地のエージェントを見つけられるかどうかが、仕事選びでの後悔を防げるかのポイントになってきます。

現地企業では仕事文化があまりに日本と乖離しており難易度が高いため、海外に進出している日系企業などでキャリアをスタートするとマイルドで良いと言えます。

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