【オクトーバーフェストで有名】ミュンヘンの仕事生活ってどんなもの?

2021-07-30 | タグ:

バイエルン州の州都であるミュンヘンは、日本でも有名なオクトーバーフェストが開催される、ドイツ最大級の都市です。

6大ビール醸造所の本拠地が集合し、ドイツの中でも随一の天気の良さを誇り、近隣は美しい湖と山に囲まれた絶好のスポットとして紹介されるミュンヘンですが、もしそんな街に住んだら一体どのような仕事生活が待っているのでしょうか?

これまでハンブルクデュッセルドルフでの仕事生活について触れてきましたが、今回はドイツの中でも特異な存在であるミュンヘンを紹介していきます。

ミュンヘンってどんな町?

ドイツの中でも統計的に最も生活の質が良いとされ、2019年には全世界でも“生活の質”において第3位の地位を獲得したミュンヘンですが、そう評価される所以を紐解いてみます。

  • 治安が良い
  • 政治情勢が比較的安定している
  • インターナショナルスクールが豊富
  • 休日に遊べる場所が豊富
  • 可処分所得が高い

特に海外経験が少ない人にとって、治安は極めて重要なポイントとなりますが、ミュンヘン市の統計局のデータによると、人口50万人以上のドイツの街の中ではミュンヘンの犯罪率が最小と記録されています。治安の他にも政治情勢の安定、駐在員など外国人にも好まれるインターナショナルスクールの数が潤沢な点、休日に遊べる場所が豊富な点が、高い生活の質の理由として世界的なコンサル企業Mercerの調査で挙げられています。

では、日常生活の上で大切な家賃や収入はどうでしょうか。家賃はドイツ全国の町と比較すると第7位の高さです。順位だけ見ると意外と低いと感じられるかもしれませんが、下図の通り中央値を100とした指数換算ではミュンヘンが137と100を大きく上回り、やはり家賃の相場は高いという認識で間違いないでしょう。

statistaの統計データを参考に作成

しかし、物価や家賃に相応して収入も増加するのが世の常です。ミュンヘンの収入ですが、世界最大級の市場調査会社statistaの調べでは、人口一人当たりの年間可処分所得においてミュンヘンが堂々のドイツ一位に輝いています。可処分所得、すなわち手取りで自由に使えるお金のことですので、この数字が高いということはそれだけ旅行や外食にお金を消費しやすくなり、また貯金や投資といった様々な選択肢が増えてきます。

statistaの統計データを参考に作成

こういった所得や政治情勢の安定、治安の良さに加え、休日に有意義な時間を過ごせる場所が多いという地理的な利があることから、ミュンヘンは日本人はもちろんのことドイツ人にとっても人気の高い生活の拠点として認識されています。

ミュンヘンと日本

続いてミュンヘンと日本の関係に焦点を当ててみましょう。まずミュンヘンに住む日本人の数は2018年の時点で5,000人弱、バイエルン州全体では約8,000人いると言われています。

そしてグローバルプレーヤーである大企業(アリアンツ保険、BMW、シーメンス等)がミュンヘンに拠点を構えることから、経済面でもドイツをリードする街の一つであることが窺えますが、日系企業も約150 ~200社が進出しています。特に、欧州最高学府の一つであるミュンヘン工科大学をはじめ、有名な大学・大学院の多いミュンヘンでは、企業としても優秀な人材が採用できるため、人材採用に力を入れている都市ではあります。

またミュンヘン在住の日本人の経歴は多種多様で、学生から現地採用、駐在員など様々な背景を持った日本人が活躍しています。

ミュンヘンでの仕事生活について

さて、欧州の中では断トツで治安が良く、経済的にも豊かで生活の質が良いとされているミュンヘンに住んだ場合、どのような仕事生活が待っているのでしょうか。

24歳でドイツに渡り、ミュンヘンの日系企業に現地採用として就職した中村さん(仮名)は、ミュンヘンでの仕事生活について「安心して暮らせる街ですね。歴史が深く、街に中世らしい独特で濃厚な雰囲気が漂っているのですが、決して技術的に遅れているという意味ではなく、経済的にも安定しているため、まさに理想の街」と語ります。

休日は基本的にサッカーをして過ごします。趣味レベルではありますが現地のクラブチームに所属し、色んなバックグラウンドを持つサッカーの友人を持つことができました。彼らも日本人に対してはポジティブな感情を抱いているようで、家に招待されたりと素敵な時間を過ごせています

地元のサッカークラブ

29歳でドイツに引っ越し、現在ミュンヘンの日系企業で働く横田さん(仮名)は、移住前に抱いていた不安を現地で払拭できた方の一人です。

ミュンヘンはドイツ語の訛りが強く、人々も外国人を嫌っているという噂を耳にしていましたが、実際そんなことは全くありませんでした。少なくとも私は真逆の印象を抱いています

確かにバイエルン王国の名残で今でもバイエルン州出身やミュンヘン出身であることを誇りに思うローカルの人は多いですが、ミュンヘン市の外国人の比率は約28%と非常に高く、外国人の許容度は実は高いです。

私の同世代の人で強い訛りがある人は、ミュンヘン市にはほとんどいない印象です。私もドイツ語に関してはまだ初心者ですが、出会った人は一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれています。中には変わった人や不親切な人もいますが、それはミュンヘンやドイツに限らずどこにもいるのであまり気になりません

中世の雰囲気が色濃く残る街で、さらに治安が良く国際色も豊かなミュンヘンは、日本人にとってまさに夢の移住先なのかもしれません。

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