日本からドイツ就職➆ 面接スケジュールの調整と、面接当日までの準備

2020-05-11 | タグ:

前回のコラムでは、ドイツでの就職活動に際して必要な書類一覧(CV、カバーレターなど)についてまとめました。日本における転職・就職活動よりも煩雑な書類手続きが必要となるため、前もって準備が必要です。

今回は、企業側からの関心を得て、実際に面接に進むまでのプロセスについてまとめていきます。

ドイツで面接準備とスケジュール調整

以前の記事でまとめた通り、ドイツにおける就職活動にはいくつかの利用可能なチャネルが存在します。自分でWebなどで申し込み、全て自分で進めていく形態から、当社Career Managementのような転職エージェントを介して申し込むスタイルなどです。

いずれにせよ、自身の応募書類を提出してから企業側の反応を待ち、お互いのニーズがマッチするようであれば正式に面接に進みます。

自身でオンラインなどを介して応募する場合、自身の経歴に会社側が興味を示せば、会社側からメール、電話などの方法で連絡をもらいます。

Career Managementの場合、人事担当者の最初の回答までの期間は、応募から早くて1週間程度、その後面接日程の調整などを行うため、実際には応募してから平均的に1ヵ月前後で最初の面接にいきつくような形です。

面接当日の持ち物

面接日程当日が近づいてきたら、持ち物の確認を行います。基本的に、ドイツにおける面接に厳格なルールはありませんが、以下のものを持参できたら理想的です。

  • ビジネスカバン
  • 履歴書のコピー
  • メモ帳とペン
  • 名刺入れ

後述する服装と同様、面接官側が「実際に働く時のあなた」をイメージできるようなものを持参するとよいでしょう。

男性用ビジネスカバンの例:シンプルなものが良い

特に、メモ帳とペンに関しては、今後の流れや会社の説明を受ける際に、面接官にメモを取っても良いのかの確認を一言行ってから記述を始めると丁寧です。

面接当日の服装

服装に関しては、以前のコラムでも紹介した通り、そのポジションに適した服装であることが理想的です。

例えば、営業職など、人前に出ることが多く予想される職種であれば、無難にスーツなどのフォーマルな格好で行くことをお勧めしますし、IT系、スタートアップ系等、比較的社風の緩い会社の場合、がちがちのフォーマルスタイルで行くよりも、ややカジュアルな雰囲気のほうが良いこともあります。

また、装飾品(時計など)に関しても、自身のポジションを鑑みる必要があります。例えば、管理職にも関わらず安過ぎる時計をつけていくことは低評価を招きませんし、逆に新人ポジションであるにも関わらず100万円もするような高級時計をつけていくことはやはり高慢だと思われます。

重要なのは、実際に職場で働いた時の応募者の服装が面接を通じて伝わるということなので、ポジション、職種、年齢など相応の格好で出向く必要があります。

面接当日の交通手段

会社側から交通費が負担される場合、会社までの交通の際は基本的に「社会的通念上一般的な交通手段」になります。

ドイツ社会における社会通念上一般的な交通手段と言えば、例えばICEやICでの移動は問題ありませんが、あくまで二等車に限定されたものという形です。

インターネットで検索をかけて、1EUR単位で安い交通手段を探さなくてはいけない、とまではいきませんが、「安い」「早い」の2条件を満たす交通手段が好まれます。

また、遠隔地からの応募などの理由で、場合によってはタクシーや飛行機の使用や、ホテルの予約が必要になるケースも存在します。その際は、必ず人事担当者に確認の上、許可をもらってからこうした手段を利用しましょう。

ドイツの交通手段は日本と比較して遅延しやすく、長距離電車の4本に1本は5分以上の遅延を起こしています(Source: 10 kuriose Fakten zu Verspätungen bei der Bahn)。

電車が遅れる場合、電光掲示板にて遅延時間・新しいホームの場所などが掲示される
ドイツの電車は遅れやすい

理由としては様々なものが挙げられるものの、特に気候条件によって左右されやすく、以下のようなケースでは、電車の遅延を見込んで一つか二つ早い電車で出発することをお勧めします。

  • 強風
  • 雨・雪
  • イベント(サッカー、展示会等)
  • ストライキ・デモ

また、Deutsche BahnのApp等を通じても、その日の電車(DB)の運行状況、遅延の状況などが逐一確認できます。

 

ドイツの面接に呼ばれたら

ドイツで面接に呼ばれるということは、基本的に人事担当者は応募者に興味があるということで、内定をもらうチャンスは少なくありません。

学歴、職歴としては合格点のため、書類を通じでは分からないような点、実際に会って以下のようなことを確かめたい、というのが面接官の本音です。

  • 応募者の人となり
  • 応募者の意思
  • コミュニケーション・意思疎通能力
  • 語学力(会話)

主に、こうした会話を通じて面接官が図りたいと思っている部分は、事前の練習などである程度改善することが可能です。可能であればドイツ人の友人や、語学学校の教師、それらが難しい場合はビデオ撮影などを行って、受け答えについて予習しておくことが、面接をパスしやすくなるコツになります。

具体的なドイツ人との面接での受け答えに関しては、次回のコラムで詳しく解説します。

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